より高性能に、雨の日に分かるブレーキの違い

■ より高性能に、雨の日に分かるブレーキの違い

ドライコンディションでは旧型デュアルピボットのデュラエース、新型3点支点のデュラエースのデュアルピボットブレーキ、新型3支点のアルテグラのデュアルピボットブレーキも、カンパニョーロのスーパーレコードのスケルトン構造のダブルピボットブレーキも良く利きます。

もちろん、組み合わせているブレーキパッドとリムとの相性にもよりますが、ドライコンディションでも、スピード域により利きの違いや、スピードコントロールのしやすさの違いはありますが、とりあえず問題なく止まれる制動性能(ストッピングパワー)があります。

シマノの2支点の旧型デュラエースや旧型アルテグラのデュアルピボットブレーキキャリパーでも、ブレーキパッドをリムサイドへ押し付けた瞬間に、ぐぐっとストッピングパワーが立ち上がり、体重のあるライダーでも、これだけ利くならぎりぎりまでブレーキングを遅らせてコーナーなどを走ることができると思いました。

ブレーキパッドがリムに接触し始めて、ブレーキが利き始めて、さらに力を加えてブレーキレバーを引いても、ブレーキキャリパーの剛性感が伝わって、確実にブレーキレバーを引いた力が、ブレーキパッドをリムサイドへ押し付ける力になっていることが分かります。

バイクが停止するまでの強いブレーキングでも、ブレーキレバーを引く力と止まる力がリニアに同調して安心です。剛性の高いブレーキキャリパーだなーと感じる瞬間です。それは旧型デュラエースも旧型アルテグラもまったく同じレーシング感覚で扱えるクオリティです。

シマノの旧型デュアルピボットブレーキキャリパーは、長くスピードコントロールしてきて、コーナーを曲がるというテクニックを使わなくても、タイヤのハイグリップを頼りにして、ぎりぎりまでブレーキングを我慢して、急激にスピードダウンさせて曲がる、速くコーナーをクリアするテクニックを可能にしています。

カンパニョーロのスケルトンブレーキキャリパーは、前がダブルピボット、後ろセンターピボットの組み合わせを、後ろもダブルピボットに交換して、スマートだしこれでいいかと思いましたが。停止させたい時にブレーキレバーを引くとブレーキキャリパーの剛性感不足を感じました。

比較してみると、シマノの旧型のデュアルピボットのブレーキキャリパーの方がストッピングパワーが大きく、2支点のデュアルピボットブレーキキャリパーの構造で十分かな〜と思っていました。9000系と6800系のブレーキキャリパーは、本当にストッピングパワーのキャパシティが大きく、これなら思った位置で止めれると感じました。

その安心感がダウンヒルやコーナーリングの走りをアグレッシブに変えてくれます。さらにシマノは3支点のデュアルピボットブレーキを投入、さらにダイレクトマウントも開発して、どちらもリムを左右から均等な力で締め付ける構造に変更されました。センタープル的なブレーキングになります。

シマノはワイドリム化を採用した28mmリムのホイールを全面採用して、3支点のデュアルピボットブレーキはワイドリム対応に設計変更され、ホイールの着脱が楽にできて、太りタイヤやリムとのクリアランスも確保されました。スタビライザーも付いて利きが向上しています。ダイレクトマウントのブレーキもリムのワイド化に対応して変わりました。

そして油圧ディスクブレーキの本格的な参入です。ロードレースもブルベもロングライドも、ディスクブレーキならストッピングパワーもスピードコントロール性能も向上して、しかもレインコンディションでのブレーキング性能の低下もほとんどありません。ブレーキを選べる時代、選ぶ時代が来ました。