この期に及んで、まだ政府は逃げの姿勢?

24日にも開かれるという安倍首相を招致しての「閉会中審査」ですが、ほとんどだだっ子の嫌がらせのように野党の要求を拒んでいます。

質問時間を自民党と野党を5:5にとの要求。これまでの分配は民主党政権時代も2:8とか1.4:8.6とかでした。2:8と言うのが相場なしいですね。

しかも参考人招致も野党の要求はほとんど拒否しています。

おそらく、安倍首相を引っ張り出しての閉会中審査でも新しいことは出てこないと思うのですね。

ただ、野党が安倍首相を攻撃する様と、防御に必死になる首相の姿を国民の前にさらし、安倍自民党の信頼や、支持を下げる働きはするでしょう。

野党にしてみればそうなることは予測していますから、その姿を出来るだけ長い時間国民にさらしたいのだと思います。

自民党は、その時間を短くすることによって被害を最小限に抑えたいという計算なのでしょう。

でもね、これは現状では自民党の計算違いになると思っています。

なぜなら、今回の内閣支持率の低下は、これまでも幾度かあった支持率下落とは理由が違うからです。

これまでの支持率低下は主に「政策への反発」でした。

これは、強行採決でも決まってしまえばある程度戻りました。喉元過ぎれば・・・・・・というやつですね。(国民の諦めもあります)

今回は権力による、お友達優遇の疑惑と、強硬な政治手法と、有権者をバカにした姿勢などから、信頼を失っているというのが理由です。

そして「お友達」は首相を守るために説明を嘘で固め、人事権を武器に役人達にも嘘を付かせているように見えることです。

出世競争のまっただ中にいる審議官や課長クラスより上は、保身から従わざるを得ないのでしょうけれど、まだまだ役人としての正義感を失っていない若手役人達は内心反感を持っているのだと思います。だから、幹部達の答弁では「残っていないはずの文書やメモ」がゾロゾロ出てきたりするのだと思います。

今の状況下では、野党の要求を強硬に拒否し続けることは「逃げを計っている」と思われ、政府の思惑通りには行かないと思います。

あるいは、安倍首相を除く政府は野党の要求を拒否しますが、最後には首相が自らその要求をのむことを了承することで、国民の信頼回復の一つの材料にする計算なのかも知れません。

私の印象では、既に自民党は安倍首相を切る方向に動いているような気がします。

とはいえ、現時点での解散総選挙自民党の惨敗が見えていますし、公明党だってそうなれば「泥船」からは降りるかも知れません。

ここは、麻生氏あたりがポスト安倍を指名し(あるいは自らというのもあり?)、来年の任期までは続投させ、次の総裁選には出ないとの確約を取るという予想も。

そう言う話にでもなれば、前回同様安倍首相は病気を理由に任期途中で「勇退」という道があるのかも知れません。

内閣改造は安倍首相がどのような人選をしようとも支持率はさほど取り戻せないと読んでいます。

人気取り人事に走ればそれが批判の対象になるでしょうし、これまでの「お友達人事」では意味がないでしょう。

「今期限り」ならば時期首相の目のある、国民の納得するような大物は大臣を拒否すると思います。

内閣支持率を上げる手だてはまず無いとは思いますが、多少でも回復する策は幾つかあります。

一つは・・・・・

「稲田防衛大臣を即時解任」すること。

例の、南スーダン自衛隊日報の隠蔽。ご本人は否定していますが、自衛隊からの隠蔽要望を承認したのは事実という議員が現れたようですからね。国会答弁でも嘘を付いていたことが明らかになってしまいます。

内閣改造が数週間後に行われる事になっているからこそ、都議選敗北の戦犯稲田防衛大臣を、今、解任し、「更迭」というレッテルを自らの手で貼ることです。

もう一つは「加計学園獣医学部の認可を白紙撤回する」ことです。

お友達優遇の事実があっても無くても、この問題の国民の疑惑を払拭するには他に方法はありません。

そして、内閣改造では「菅官房長官」を留任させないことです。

党3役は細田派以外から選び、安倍1強体制を自ら崩すことです。もちろん内閣府の権力は弱まり実行力は減ると思いますが、その分「強権政治」は出来にくくなるので、国民の安心感は得られるでしょう。

マア、この3つを即時に行えば多少は内閣支持率が回復すると思います。

とは言っても5パーセントくらいでしょうか。

もしも、数か月後に総選挙があるような時期であれば、自民党に変わる受け皿の「国民ファースト党」のようなものが出来るでしょうし、そうなったら自民党は都議選に続いて惨敗となると思います。

その時期では無くて自民党としてはラッキーなのかも知れませんが、次の総選挙までに勝てる信頼を取りもどすのは難しいでしょう。